「覚悟が問われる」というのは求人広告も同じです。さて新年早々、そごうの広告が炎上しているというか話題になっています。物議というのは便利な言葉ですね。で、様々なブログなどが言及しているわけですが、その中でも面白かったのが以下のコラムでした。そごうの広告と、広告がジェンダーを語る覚悟について youkoseki.com企業のメッセージ広告は今時、そのメッセージそのものにコミットしていないと、覚悟を持って取り組んでいないと意味がない。行動を伴わないと広告として機能しない。だからこそ、この広告のあとの行動が問われている。すごく簡単にいうと、そのような内容で、非常に首肯させられました。そして「求人広告も全く同じだなぁ」と思ったわけです。『社員を大切にしている』『こういう会社を目指す』みたい...08Jan2019求人広告BLOG
応募者から落とした理由を聞かれると、正直、困りますよね。弊社でもお客様からたまに「どーした方が良い?」と聞かれたり、自社の採用においても聞かれる事があるのですが、割と困りますよね。不採用通知を出した応募者の方から「選考理由を教えてください」って、聞かれてしまうのって。基本的には、私たちの場合は選考理由は一切、明かさないことを勧めています。理由は「100害あって一利なし」だからです。応募者の方の立場にたてば、どんな理由を示されても、心情的には納得しがたいものです。例えば「◯◯のスキルが弊社が求める水準ではなかった」と明かしても「いまいち面接ではアピールしきれなかった、もう一度」となるかもしれないし。「面接の服装がだらしなくて」なんて理由だと、もし伝えたら、不快になる人がほとんどでしょう。さ...19Dec2018BLOG
「女子の方がコミュ力が高い」は新卒採用あるあるでもある。このニュースが話題になっていますね。順天堂、入試で一律不利な扱い「女子はコミュ力高い」 日本経済新聞女性の方が面接など対面する形式の評価方法だと全体的にスコアが上になる傾向があるというのは、新卒採用の現場でもよく言われる話なので人事や採用の仕事をしている人にとっては、ある意味馴染みのある話題かもしれません。もちろん新卒採用は入試のように一律のスコアで争うわけではないので、「一律女性だけ減点」とする企業はあまりないと思いますが一方で、ある程度、採用人数の男女バランスを調整している企業も少なくない気はします。昔よりは気にしないという企業も増えてきた印象ですが。順天堂大学さんの場合は、「女性の方が、精神的に成熟するスピードが早く、入学時に...12Dec2018BLOG
マニラのカジノで、カジノ人材について考えてみた。現在、この記事をマニラにあるソレアリゾート&カジノで書いています。こちらはカジノをはじめとするエンターテイメント施設が併設されたリゾートホテル。カジノはスロットマシン1200台、ゲームテーブル300台とフィリピンのカジノとしては大規模のものようですね。とはいっても、個人的な旅行で来ているのではなく社員旅行できています。フィリピンは伝統的に人材が一つの「輸出品」である国で、国民の(たしか)10%以上が海外で働いていたり、海外での雇用を促進する専門の省庁があったりと、HRビジネス的には興味深い国でもあります。また日本でもいわゆるIR推進法案が可決されたりとカジノ産業の実現がリアリティをましています。なので、ただ遊びにきたというよりは、そ...26Nov2018BLOG
求人で人が集まらない理由を、考える時に。求人広告で人が集まらなかった。でも、やっぱり人は採用しなきゃいけない。かといって、同じことを繰り返しても仕方がない。まずは人が集まらなかった理由を分析しないと、、。という時に、分析するための視点をご紹介します。■外部的な要因・有効求人倍率が高いいわゆる「売り手市場」というやつですね。求人数が多く、絶対的に人手が採用マーケットにいないため、なかなか人が集まらないという状況です。対策としては待遇をあげる、ターゲットの人材要件をさげる、また在宅ワーカーなどで補えないか見直してみるなどでしょうか。・採用しようとしているターゲット層の競争率が高い上記の局地戦バージョンみたいなもの。特定の言語や特定の経験など、採用しようとしているターゲット層の...14Nov2018求人広告BLOG
「攻めの人事」って、どこに攻めればいいの?最近、良く「攻めの人事」だとか「これからの人事は守りから攻めだ」といった言説を聞く機会が増えています。その背景にあるのは、以前の「CHRO/CHOって、カッコつけてるだけ?人事の代わりにググりました。」にも書いたような事情からだと思います。一方でその「攻め」という言葉には、その使われる時々においてニュアンスは様々で、従来までの「人材紹介」「求人広告」での待つ採用ではなく、「ダレイレクトリクルーティング」を活用するという限定的な内容を意味している場合もあります。ということで、いわゆる「攻めの人事」と言われた時に、どこに「攻めろ」と言われていることが多いのかまとめてみました。1.「集客・マーケティング」で攻めるダイレクトリクルーティング...14Nov2018BLOG
労務問題で迷ったら、とりあえず労働局とかに聞いて見る。人事や労務の専門の方には当たり前だけど、立ち上げ直後のベンチャー企業で専任の人事担当がいなかったりする企業さんだと、意外と知らないというかやらない気がします。それが労務的な問題に関して、東京労働局や労働基準監督署、ハローワークなどに問い合わせること。雇用契約についてとか、なにか制度をつくろうとした時に、「あれ、これって違法なのかな」と気になる時あると思います。特に今はコンプライアンス的な面は気にしなければいけない時代ですからね。そんな時に、割と気軽に利用できるのが東京労働局や労働基準監督署、ハローワークなどです。例えば、東京労働局なら以下のような窓口が開かれています。■東京労働局 窓口案内僕も何度か問い合わせたことがありますが、割と...22Oct2018BLOG
ダイバーシティを拒絶 → 人手不足倒産?というのは言い過ぎかもしれませんが、こんな2つの記事を並べるとやっぱりそういう時代になっていくのではと感じます。■【独自】人手不足倒産が過去最多ペース 月内にも前年水準超え 産経新聞■若手・女性・外国人を認めない「ダイバーシティ抵抗勢力」の意外な素性 ダイアモンドオンライン産経新聞の記事は、人手不足で倒産する企業が増えているという内容で、ダイアモンドオンラインの記事はダイバーシティへの抵抗感を持っているのはどの層かを調べた内容。ざっくりいうと、男性×中高年×正社員の層が一番、ダイバーシティへの抵抗感が強いという感じです。もちろん、上記の記事で挙げられている人手不足倒産した企業がダイバーシティに対して消極的だったという話ではありません...18Oct2018BLOG
障がい者雇用支援キャンペーン期間です。■障害者雇用水増し拡大 野党追及、13府省庁「精査中」 日本経済新聞このようなニュースが話題になっているタイミングではありますが、多くの求人情報事業者が参加する「全国求人情報協会」では、現在、障がい者雇用支援キャンペーンを行なっています。これはこの全国求人情報協会の会員社の媒体における無料掲載で障がい者雇用を応援しようというキャンペーンです。私たちが取り扱っている媒体も含まれていますので、興味ある方は以下にご連絡ください。@hito_danchoinfo@sun-ad-center.comまた今一度、障がい者雇用について確認しておきましょう。■障害者の雇用 厚生労働省詳しくはリンク先を参照していただきたいのですが、これまで法定雇用...23Aug2018NEWSBLOG
2018年夏休み、9連休は多数派か?本日から弊社グループも夏休み明けで営業スタートです。私たちは8月10日から19日までの9連休でした。控えめにも残業が少ない会社というわけでもないので、そのかわりではないですが割と休みは多めです。ということで、この夏休みは多くの企業はどんな休み方だったのか調べてみたら以下の調査が見つかりました。■2018年の会社員の夏休みを調査!連休日数は5連休が最多 ホノテ●会社員の夏休み連休日数ベース:夏休みの時期がすでにわかっている人(n=692)1日(連休はない) 2.2%2日 1.0%3日 7.2%4日 9.1%5日 24.9%6日 10.8%7日 7.2%8日 2.9%9日 15.8%10日 5.5%11日以上 1.4%連休日数はまだわか...20Aug2018BLOG
社員のメンタルヘルス対策。その一歩。さて、先日、「日本の半分以上の法人は、社員のメンタルヘルス対策を行っている。」という記事をアップしました。ということで、今回はメンタルヘルス対策をそろそろやってみようかという時に参考にしたいサイトの紹介です。■厚生労働省 こころの耳 職場改善のためのヒント集厚生労働省が運営している労働環境におけるメンタルヘルス対策サイト。その中でも、こちらのヒント集にあるメンタルヘルスアクションチェックリストに関しては、とりあえずの対策がチェックリスト形式で紹介されているので、即効性が高いです。もちろんすべてができるわけではないですが、とりあえず、何かやろうという会社さんにはまずは検討のたたき台となるかもしれません。ここからは色々な会社の採用に携わ...07Aug2018労務BLOG
新卒採用が「就社」と言う時代。やはり終わってます。本日のニュースまとめで紹介した2つの記事。■「最初の仕事はくじ引きである」新卒配属ガチャ問題をどう乗り越えるか? BUSINESS INSIDER JAPAN■20代の転職理由は「仕事内容」。40代以降は「給与」 Marketing Research Campこの2つの記事、ほとんど同じ事象を違う方向から表現しているように思えます。従来の日本型雇用慣習における新卒一括採用において、それは「就職活動」と呼ばれながら実質的には「就社活動」となっていました。なぜなら、多くの企業において新卒一括採用で採用するのは数年単位のジョブローテーションを前提とした総合職採用だったからです。ほとんどの学生は、どんな仕事をしたいか?を選んでい...06Aug2018まとめBLOG