「覚悟が問われる」というのは求人広告も同じです。

さて新年早々、そごうの広告が炎上しているというか話題になっています。物議というのは便利な言葉ですね。で、様々なブログなどが言及しているわけですが、その中でも面白かったのが以下のコラムでした。


そごうの広告と、広告がジェンダーを語る覚悟について youkoseki.com


企業のメッセージ広告は今時、そのメッセージそのものにコミットしていないと、覚悟を持って取り組んでいないと意味がない。行動を伴わないと広告として機能しない。だからこそ、この広告のあとの行動が問われている。すごく簡単にいうと、そのような内容で、非常に首肯させられました。


そして「求人広告も全く同じだなぁ」と思ったわけです。『社員を大切にしている』『こういう会社を目指す』みたいな事を求人広告で言ってみても、それに行動が伴わなければ意味がありません。そしてSNSや転職口コミサイトなどなどによって、企業の行動が可視化されやすい今だからこそ、本当に行動しているかどうかが採用コミュニケーション上もより大事になっているわけです。


ここからは本当にヒトフレ の更新担当の実感値ですが、数年前と比べて企業としてのビジョンなどを語るタイプの広告の効果って落ちてきている気がするのですよね。求職者は間違いなく、条件や待遇重視になっている。その理由としてはブラック企業批判、働き方改革、ワークライフバランス的な文脈もあると思うのですが、同時に福利厚生や待遇というのは確実に約束されているものであり、企業の過去の行動の結果であることは無関係ではないかなと思っています。


求人広告において自社をどう魅力的にアピールするかも大事ですが、そもそも求職者にとってどう魅力的な会社にしていくかがより大事になっていくだなということを再確認したお正月でした。



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