今さら聞けない「終身雇用って何?」今回の「今さら聞けない人事の常識」は「終身雇用」です。最近では、日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長が「経済界は終身雇用を、もう守れない」という趣旨の発言をしたり、トヨタの豊田章男会長が「終身雇用を守るのは難しい」と発言するなど注目を集めた「終身雇用」ですが「それって、そもそも何?」「辞めたかったら辞められるの?」という方のために簡単に解説します。10Jul2019今さら聞けない常識
いつから割増賃金の対象は、固定給だけって思ってた?僕は、なんとなくそう思ってました。求人広告の代理店で働いていると、自然と専門家でもないのに労働法など関連する法律的な知識が門前の小僧的な感じで身についていきます。小さい会社で人事や労務を置いていないクライアントに法律的な質問を受けることもあるので、ちゃんとお答えしなきゃいけないので調べたりする内に学んでいくわけです。もちろん法律の専門家なわけではないので、分からない事も多いので、そんな時は東京労働局などに電話で問い合わせるわけです。で、今回の「今さら聞けない人事の常識」はタイトルの通りで、割増賃金の対象になるのは固定給だけではないですという話。僕もこれ調べるまでは、なんとなくそう思っていて、割とクライアントの担当者レベルの方でもそう...12Oct2018今さら聞けない常識
【今さら聞けない人事の常識】サブロクって?今回の今さら聞けない人事の常識は「サブロク協定」についてです。人事や労務の仕事を担当すると耳にするようになるこの用語。基本を解説します。■「サブロク協定」とはそもそも?サブロク協定とは労働基準法第36条で規定されている労使間(企業と従業員の間)で交わされる時間外・休日労働に関する協定のことです。表記は36協定となります。労働基準法第36条(時間外・休日労働協定)について 厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/koyou_roudou/2r9852000001auw2.html■何のための法律か?この労働基準法第36条がなんのための法律かというと、上の厚生労働省のページにもあるのですが、労...19Apr2018今さら聞けない常識労務
【今さら聞けない人事の常識】週休二日制と完全週休二日制今回の「今さら聞けない人事の常識」は、「週休二日制」と「完全週休二日制」違いです。人事をやっている方になら常識だとは思いますが、一方、小さな会社で事業部門の責任者などが採用担当をやっていらしゃったりすると意外なほど意識して使い分けていない印象があります。そこでその違いを簡単に解説します。■完全週休二日制その名前どおり、毎週、二日確実に休める休日休暇システムです。ちなみにこれも勘違いしている方が多いのですが「完全週休二日制=土日休み」ではありません。週に二日必ず休めるというだけで、休みの曜日が固定されているわけでも、休みが連続しているわけでもありません。「完全週休二日制(土日)」ではじめて、毎週、土日休める休日休暇システムということに...26Mar2018今さら聞けない常識
男女雇用機会均等法が話題になっている今、その2つの例外を確認する。さて就活が解禁されたばかりですが、説明会予約における企業側の学歴フィルター、性別フィルターが大きく話題になっていますね。特に性別に関しては、男女雇用機会均等法の違反なのではないかという話になり、大きな議論になっています。男女雇用機会均等法の意義を厚生労働省の「男女雇用機会均等法のあらまし」から引用すると、男女雇用機会均等法では、募集・採用、配置・昇進等の雇用管理の各ステージにおける性別を理由とする差別の禁止や婚姻、妊娠・出産等を理由とする不利益取扱いの禁止等が定められています。とあります。人材募集や採用後の評価、昇進などにおいて、男女で差別してはいけません。という法律ですね。では、あらゆる場面において、どちらか片方の性に限定して採用...05Mar2018今さら聞けない常識
【今さら聞けない人事の常識】名目賃金って、なんでしたっけ?昨日、G7の中で名目賃金が日本だけあがっていないというニュースが話題になっていました。では、その「名目賃金」そして対称となる「実質賃金」とは何か?、と聞かれた時に明朗に説明できる方って、少ないのではないでしょうか(※正直、ヒトフレ更新担当も少し怪しかったです)ということで、今回は「名目賃金」と「実質賃金」について解説したいと思います。■名目賃金とは名目賃金とは、実際に貨幣で受け取った額です。まぁ、ようは現金でもらった額のことです。わりと、そのままですね。■実質賃金とはでは、「実質賃金」とは何かですが、Wikipediaの説明を引用するとこうあります。実質賃金(じっしつちんぎん)とは、労働者が労働に応じて取った賃金が、実際の社会におい...23Jan2018今さら聞けない常識
【今さら聞けない人事の常識】変形労働時間制って、何を変形してOK?先日、ヒトフレでも触れた漫画家アシスタントの労働問題。新たに進展があったようですね。■ご報告 三田紀房 公式サイトで、ここでポイントになっているのが「変形労働時間制」。人事系が長い方にとっては、どのような制度かは常識かもしれませんが、ちょっと複雑で私たちのようなHR業界の人間でも正確に理解している方も少ないような実感があります。ということで今回の「今さら聞けない人事の常識」では、変形労働時間制についてざっくり解説したい思います。■変形労働時間制は、何が変形してよいか?変形労働時間制で、変形して良いのはなにか。それは単位(日、週、月)あたりの労働時間です。普通は労働時間は「1日8時間、週40時間 」と定められています。しかし、業種や職...18Jan2018今さら聞けない常識
離職者数とか有給の消化率とか、言いづらいことを言わなきゃいけなくなっていました。「若者雇用促進法」今さら聞けない人事/採用の常識 最近、リクナビやマイナビなどの新卒ナビサイトを掲載しようとしたら、担当の営業から「新卒採用数と離職者数」とか「有給休暇の平均取得日数」とか、企業としては少しオープンにしづらい情報のナビサイトへの記載を求められて、戸惑った方もいるかもしれません。 毎年のように新卒採用を行っている企業さんなら、すでに周知の事実かもしれませんが、昨年(2018)、今年(2019)から、新卒採用をはじめようとする企業さんであれば、「そんなルールがあるの」と驚いても無理はないと思います。人事や採用担当の方の立場によっては、社内で「何をどう」公開するのか、揉んだり、コンセンサスを形成したりする必要もあるような内容ですからね。ということで、その背景となっている...13Oct2017今さら聞けない常識採用
あれから10年。『年齢制限って、なんでダメだっけ?』今さら聞けない人事/採用の常識『労働者の募集/採用に関して、年齢で制限するのはNG』すっかり定着しつつあるこのルールですが、最近、人事担当や採用担当になった方だと、「自分の頃は、普通に30歳までとか年齢で制限してたけどな・・・」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。ということで、今回の「今さら聞けない人事/採用の常識」は、「なぜ年齢制限はNGなのか?」です。■はじまりは2007年2007年(平成19年)10月に雇用対策禁止法が改正され、事業者に対して労働者の募集/採用においての年齢制限の禁止が義務化されました。なので、このルールがスタートしてからちょうど10年が経過したことになります。■厚生労働省 募集・採用における年齢制限禁止についてhttp://w...05Oct2017今さら聞けない常識採用
「正社員って、なんだっけ」今さら聞けない人事/採用の常識「前任が辞めたので、急に上から採用担当やれって言われた」そんなパターンで採用担当や人事の業務を任されている方って、意外に少なくないのではないでしょうか。というか、私たちもこれまで何人もの企業の担当者の方から、そんな声を聞いてきました。「まったく引き継ぎの資料が残ってなくて、何をどうやっていたのか分からない」「人事や採用に関しては完全な素人」そんな方にとっては長く人事や採用担当をやってる方にとっては「常識」な事でも、分からなくて当たり前。そこで定期的にそんな「常識」を改めて説明していこうというのが、「今さら聞けない人事/採用の常識」です。第一回目は、「正社員って、なんだっけ?」当たり前のように使っている「正社員」という言葉ですが、実は...21Sep2017今さら聞けない常識