【求人広告ハック】写真はリアルで。その理由とは。

当たり前だよと思われるかもしれませんが、求人広告における掲載画像においては「実際の職場」や「働くスタッフ」を掲載するのが基本的なセオリーです。「そんなのみんなやってるよ」と思われるかもしれませんが、以外と企業ロゴだったり、本社ビルの写真だったり、商品や店舗の宣材写真だったり、だけが掲載されている求人広告も少なくありません。


では、なぜリアルな人や職場を出した方がいいと言われているのか。その理由を、一度、整理したいと思います。


・理由 1 仕事/職場をイメージしやすい

どんな職場なのか、どんな仕事なのか、どんな人と働くのかを応募者側がイメージしやすくなるので応募しやすくなります。


・理由 2 マッチ度の高い人材からの応募獲得

実際の職場風景などを目にしている人材から応募がきているので、実際に入社してからも「おもてたんとちゃう」ということが相対的に起こりづらくなります。


・理由3 目をひきやすい

これは人の画像に限った話ですが、世界中の多くのお札にも人のイラストが書かれているように、人間は人の顔を認知しやすいようにできているため、人を出している方がより目に止まりやすいということが想定されます。


・理由 4 信頼を獲得することができる

これが一番、大切な点です。先日、ご紹介した「採用学」にも


単純に、企業側から求職者に対して提供される情報量を多くすることが、求職者にとって企業のオープンさに対するポジティブな評価をもたらす


といった一節(P108)がありましたが、採用プロセスの序盤である求人広告の段階で多くの情報を開示することは求職者からの信頼の獲得につながり志望動機を形成しやすくなります。なのでリアルな職場/スタッフの写真を掲載することはビジュアル面での情報の公開となり、信頼を獲得しやすいというわけです。どちらかといえば、実際の心理としては素材写真などで隠されていると不安になるという方が大きいとは思いますが。たまに「汚いオフィスだから」「おじさんばかりだから」など、画像の掲載をご遠慮される企業さんもいますが、それをしっかり公開していることが企業としての信頼度があがるわけです。


仕事を決める、職場を決めるという営みは購買などよりも人生上重たい選択肢になるので、注意を引いたり、欲望を喚起するだけではなく、信頼を醸成することが大切ということです。


ということで、なるべく求人広告ではリアルな写真の使用をおすすめします。