ダイバーシティを拒絶 → 人手不足倒産?

というのは言い過ぎかもしれませんが、こんな2つの記事を並べるとやっぱりそういう時代になっていくのではと感じます。


■【独自】人手不足倒産が過去最多ペース 月内にも前年水準超え 産経新聞


■若手・女性・外国人を認めない「ダイバーシティ抵抗勢力」の意外な素性 ダイアモンドオンライン


産経新聞の記事は、人手不足で倒産する企業が増えているという内容で、ダイアモンドオンラインの記事はダイバーシティへの抵抗感を持っているのはどの層かを調べた内容。ざっくりいうと、男性×中高年×正社員の層が一番、ダイバーシティへの抵抗感が強いという感じです。


もちろん、上記の記事で挙げられている人手不足倒産した企業がダイバーシティに対して消極的だったという話ではありません。しかし、これから日本の労働人口が減り続けていくことは確実で、どの企業でも労働者の属性やワークスタイルに囚われず有能な人材をかき集めなければいかないようになっていくはずです。ダイバーシティは、すでに多くの企業にとって「(政治的に)しなければならないもの」から「(競争力を維持するために)しなければならないもの」になりつつあるのだと思います。


遅から早かれ多様な人材の受け入れを迫られるなら、早い方がいいかなと思います。ダイアモンドオンラインの記事の中では経営層もダイバーシティへの抵抗感が高いとのことなので、今、取り組み始めれば相対的に他の企業に差をつけられそうです。