新卒採用コストって、3年以内に辞め3割も計算に入れるべきですかね。

毎年、恒例ですが先日、厚生労働省から「新規学卒就職者の離職状況」が発表されましたね。


■新規学卒就職者の離職状況(平成 27 年3月卒業者の状況)を公表します 厚生労働省


内容としては毎年のものと大きく変わらず、やはり大卒だと約3割、高卒だと約4割の新卒が3年以内に退職していることになります。もちろん業種や企業規模によってかなりバラつきはあります。


しかし、もったいないですよね。毎年のことで慣れきってしまっていますが場合によっては1年以上の新卒採用活動を行なってコストもかけて内定辞退に怯えながら、やっと採用した人事が3割はやめてしまうのって。新卒採用の一人あたりのコストは、よく50万円なんていいますよね。


■企業が新卒採用に投じる「1人50万円」の中身 東洋経済

■最近の新卒1人当たりの採用単価事情 ITmedia


どこまでコストに含まれるかという議論はありますが、仮に10名採用したら単純計算で500万円かかるわけですが、3割である3名がやめれば結果的に7名採用するのに500万円使うことになるので、一人当たりの採用は71万円になるわけです。その3年の間で、新人がそれだけの数字を稼ぐ蓋然性も低いと思うので。


ということで新卒採用コストを低減したいなら、離職防止に注力することも大切そうです。