さて、また最低賃金があがることが発表されて大きなニュースになっています。
■最低賃金 首都圏は1千円目前? 中小企業は悲鳴 朝日新聞
例えば東京では27円アップの時給985円になると言われています。その前年も26円ほどあがっているので、この2年で51円ほどあがったことになります。実際の施行は例年でいうと10月になると思うので、しばらく間はあります。それまでに人事や経営部門の方は、その対応を考える必要があるかもしれません。特に研修中の金額などを最低賃金に合わせている企業さんなども多いので、注意が必要です。
ただ、これは毎週、多くの求人広告を取りあつかっていると時々、思うことなのですが、本当に最低賃金ギリギリに設定している広告、例えば今の東京で言えば時給958円ピッタリに合わせている場合、さすがに見栄えが悪すぎるなぁと思うのです。せめて端数は合わせればいいのにと。
特に昨年なども最低賃金が改正された際には、俳優の遠藤憲一さんを起用したポスターなどが駅貼りなどで大々的にアピールされていて求職者側もその額を知っていることが増えています。その中で、あまりに最低賃金ジャストにしてしまうのは企業側の姿勢というか魂胆が見えすぎていて、賃金部分以外の環境も悪いのではと考えられてしまう可能性が高くなりそうです。つまり応募されない可能性がさらに高くなってしまいます。
ということで、最低賃金が上がる前に、そもそも最低賃金ジャストでいいのか検討してみてください。
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