【採用できない企業あるある】離職防止は考えない。

「採用できない企業」の共通点を取り上げるのが、この「採用できない企業あるある」。「採用できない」というのは、つまり「採用予定人数に達しない」ということです。つまりある程度、採用ができていても採用予定人数が膨らみつづけていれば「採用できない企業」になってしまうということです。ということで、今回の「採用できない企業あるある」は「離職防止に注力しない」。


基本的には1名の離職を防止するのは、1名の採用と同じ効果があります。サッカーにおいて、決定的な場面でゴールキーパーがセービングした場合に1点分の仕事をしているように。しかし、その構造をほとんど意識せず、辞めるのはそのままに、ひたすら採用でなんとかしようというスタイルの企業さんが、たまにお見かけします。そしてそういう企業ほど、そこまで人材マーケットにおいて強者というわけでもなかったりします。


で、やっぱりそれはおすすめできるスタイルではありません。人がやめても安いコストで人がバンバン採用できる時代であれば「アリ」ですが、現在のように採用できない時代においては、ほとんどの場合において、一人あたりの採用コストのほうが離職防止に関するコストの方が安く済む可能性が高いはず。そして少子高齢化の日本においては、この傾向は不況にでもならない限り続いていくでしょう。であれば、今のうちから離職防止に取り組み自社にノウハウを残していくのが定石ではないでしょうか。


ということで、採用の難易度を下げるためにも「離職防止」に取り組むことをおすすめします。