応募数に影響を与える「求人倍率」「掲載件数」を手軽に調べたい時は。

 求人メディアに掲載した時に応募数を決定する要素は数多くありますが、外的要因の大きな一つが「求人倍率」や「掲載件数」。つまり、どれだけ採用競合の数がいるのか。ですね。求人メディアのユーザーの数というのも、もちろん一定というわけではありませんが、それ以上に掲載件数の増減が大きいため、一定のユーザーを掲載企業で奪い合うわけで、一件あたりの応募数は掲載件数と基本的には反比例していきます。そして掲載件数は基本的には有効求人倍率とリンクしています。


 「応募数」が採用成功の絶対基準ではないといえばそうなのですが、質も含めて応募者を奪い合うという構図は変わらないわけで、競争率が低い時期に掲載することが、採用成功への基本的な戦略になります。もちろん自社の採用ニーズの発生は、そんなに都合よく発生しないのですが。


 で、そんな「掲載件数」なんかは媒体ごとのデータであれば各メディアの営業にいえば、くれると思いますが、人事や採用担当の方がとりあえず調べたいとか上に何か資料をつくる時に、サッと調べたいという時のために、調べられるサイトをご紹介しておきます。


■有効求人倍率 ざっくり知りたい時

とりあえず、今の有効求人倍率を知りたい時には厚生労働省の以下のページを参照してみてください。


厚生労働省 一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1.html





結果の概要をクリックすると、最新の情報が確認できます。毎月、更新されています。


■有効求人倍率 くわしく知りたい時


都道府県別やこれまでの推移などを知りたい場合は、以下のページにアクセスして
e-stat 政府統計の総合窓口 一般職業紹介状況

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020101.do?_toGL08020101_&tstatCode=000001020327&requestSender=search


で、


上記の資料をダウンロードすると、都道府県別でかなり詳細なデータが見ることができます。

これじゃ細かすぎるという場合は、以下のページを開くと、そのまま都道府県別の有効求人倍率を見ることができます。


独立行政法人労働政策研究・研修機構 職業紹介-都道府県別有効求人倍率

http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/shuyo/0210.html



■掲載件数


各媒体の掲載件数を調べたい時に頼りになるのが、求人メディアの掲載状況を分析することができるサービス「HRog チャート」を展開するゴーリストさんの「HRog フロッグ」。

毎週、アルバイト系媒体と正社員系媒体の都道府県別の掲載件数をまとめてくれています。


【2017年11月1週 正社員系媒体 求人掲載件数レポート】3週連続で微増

http://hrog.net/2017111458399.html


【2017年11月1週 アルバイト系媒体 求人掲載件数レポート】4週連続増!3週連続最高件数を更新!

http://hrog.net/2017111558398.html


さいごに

ということで、今回は、応募数を左右する「求人倍率」や「掲載件数」の調べ方をご紹介してみました。ぜひ、効率的な採用に役立ててください。