少し前に「en 人事のミカタ」さんに、なかなか参考になりそうな記事がアップされていたのでご紹介したいと思います。
マズイ面接官、ファンをつくる面接官 en人事のミカタ
https://partners.en-japan.com/special/180326/
まず、なかなか衝撃的なのが
85%の求職者が、面接を受けて「この会社には入社したくない」と思った経験あり。
という部分でしょうか。調査人数は761人ということで、nが小さく多少ブレはあるかもしれませんが、少なくとも世の中の多くの人が面接で入社をやめようと思った経験があるわけです。
そして詳細は記事を見ていただくとして、あげられている理由が「不快な言動・態度」「質問内容が就職差別」「面接官の身なり・マナーが悪かった」など、面接官だけの努力で変えられる項目が多いことも、なかなか示唆的です。
面接というと、どうしても企業側としては「選ぶ」という側面に目がいきがちで、面接官によっては通常のビジネスシーンではしないような対応をしてしまうことがあるのかもしれません。しかし、よく言われるように面接は求職者から「選ばれる」タイミングでもあるので、面接で「惹きつける」技術も非常に重要です。私たちの経験則としても、やはり採用が上手い企業というのは面接を通して求職者を惹きつけるのが上手い、という印象があります。特に選考プロセスの前半である一次面接では、「選ぶ」よりも「惹きつける」ことを重視するのが定石でしょうか。「惹きつける」ためには、上記のような不快な言動や就職差別的な質問をしないことはもちろん、プラスアルファの技術が必要です。
個人的に「惹きつける」ために面接で行っているのは以下のようなこと。
・ネガティブな情報は、つつみ隠さず提示する
・給与や残業、有給休暇、離職率など求職者が気になるけど聞きづらいことは、こちらから切り出す。
・現場のメンバーと1対1で話してもらう時間をつくる。
・最終面接では、なるべく多くの配属チームのメンバーと話してもらう。
・求職者のやりたい事などを聞いて、「ウチならこんな風にできるよ」と説明してみる
といったところでしょうか。「惹きつける」というとプラスの情報を話した方がいいと思われがちかもしれませんが、それよりも確実なのはネガティブなことを正直に話すスタンスかなと思います。あとネガティブなことをいうと、ポジティブなことも信頼してもらいやすいという効果もあります。
他にも記事中では、「面接で、「今会社には入社したいと思った」理由」や「面接官として会えたら嬉しい方」「面接官に必ず説明して欲しい内容」など、参考になる内容があるので、ぜひご覧になってみてください。
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